メモを取ることの重要性

新人看護師は、まずさまざまな用語を覚えて慣れていかなければなりません。最初はほとんどの言葉がわからずに苦労してしまいがちですが、早い人は数週間で難なく自分の業務に関するコミュニケーションが取れるようになります。

しかし、中には数ヶ月という単位で時間がかかる人もいるのが実情であり、そうなれば実務に大きな支障が生じてしまいます。また、できる限り短期間で慣れていかなければならないという気持ちは持っていても、実務で困ってしまうまで本気になれない人もいるでしょう。

新人看護師のうちは、先輩の看護師や医師が説明をしてくれるので、その期間に一気にすべての医療用語を覚えるという意識を持つことが重要です。新しい言葉が出てきたらすぐに意味を聞いて、その場でメモを取るようにしましょう。メモを取るとそれだけで覚えやすくなるだけでなく、毎日必ず見返していればいつの間にか使える言葉になっていきます。

また、さらに大切なのはメモを取る行為やその内容を、教えてくれる看護師や医師に見せること。勉強することに対して意欲がある姿をみせれば、教える側も熱心に指導してくれるようになります。限られた新人という貴重な期間を有効に使うためにも、学ぶ姿勢をしっかりと見せるようにしましょう。

新人の期間に怠けてしまうと、大きなツケが返ってきます。後でまた必死に勉強をして無駄な時間を費やさないようにするためにも、メモを取る習慣をつけるのが賢明です。